日本は世界でも有数の雪の多い国です。
ヨーロッパアルプスやロッキー山脈、ヒマラヤなど、世界の高山は長い期間、雪に覆われますが、
人々の暮らしの中に雪が密接に関わり合っているのは日本特有のことです。
特に信州は積雪量の多い地域で、古くから人々は雪とともに生活をしてきました。
冬にたくさん降り積もった雪は、春に雪解け水として大地を潤します。
寒い冬、大自然の中で体を動かすウインタースポーツは、人々に豊かな体験をもたらします。

大雪は時には自然災害をもたらしたり、生活に影響を及ぼすものですが、雪不足もまた、
水の枯渇や農業、観光に大きな影響を与えます。
雪は私たちの暮らしや生態系を支えている自然の大きな恵みなのです。

「スノーリゾート信州」プロモーション委員会では、2017年から2月の第4日曜日を「雪の日」と定めました。
「雪の日」は、雪の恵みに感謝し、雪や自然についてみんなで考える日です。
ウインタースポーツや雪遊びを通して、より多くの方々が雪に親しんでいただければうれしいです。

と私たちの生活

「雪国日本」では長い間、雪と関わりながら、現在の良好な生活環境や産業を築き上げてきました。
雪を貯蔵庫の代わりに使ったり、冷蔵・冷房に利用してきたり、雪に閉ざされた時期でも快適に生活ができるような工夫をしてきました。
また、1911年に軍用目的で日本に伝えられたスキーは一大産業となると同時に、オリンピックのメダリストを輩出するスポーツとしても普及しています。

と観光

「雪国日本」では雪を活用し、地域の観光資源として観光誘客に繋げています。
その最大の産業がウィンタースポーツ。スノースポーツ人口はスキーブームの時代からは減ったものの、700万人を超える一大産業。最近は日本の良質な「Japow(ジャパウ)」を求め、海外からのインバウンド客も急増しています。

と教育

「雪国日本」の自然や生活は古くから優れた文学作品を生み出してきました。
現在、全国の雪国圏では雪に関する学習を行い、地域らしい特色ある教育を実施しています。
また、「雪」と関わらなければ生きていけない降雪地では、子供の頃から雪に親しみ、雪から学ぶ「雪育」活動も始まっています。

と環境問題

日本は世界でも有数の雪国で積雪寒冷地が国土面積の約60%に及ぶ「雪国日本」ですが、近年、温暖化の影響で降雪量の減少傾向が明瞭に現れてきています。
降雪量の減量は植生や野生鳥獣の生態系、農業用水の不足など私たちの生活にも大変な影響を及ぼすことが懸念されています。

と未来

「冬は資源であり、財産である」というスローガンの下、気候・風土の似ている世界の都市が集まり、 快適な北方都市を創造しようではないかとの呼びかけによって世界8カ国20都市で構成されている「世界冬の都市市長会」に長野県からは松本市が参加。 国内でも県域を越え設立された「雪国観光圏」に長野県からは栄村が参加し、雪国の自然や文化を観光ブランドとして育て、発信しています。